ENDURO GP – チーム紹介 – KTMとHusqvarnaは?

ENDURO21.COMに、今年シードされたENDURO GPチームのガイドが掲載されています。KTMとHusqvarnaのファクトリーチーム参戦が無いのが、ファンにとっては「がっかり」ですね。

KTMグループは、著名なエクストリームエンデューロイベントを集めた新シリーズのWESS(ワールドエンデューロスーパーシリーズ)に活動の場を移す形です。

モトクロスバックグラウンドでENDURO GPにスイッチしたライダーたちの多くがシートを失いました。

ENDURO21.COM
https://enduro21.com/index.php/endurogp/3079-2018-enduro-world-championship-endurogp-team-guide

Beta、tmレーシング、Jolly Enduro Teamが有力。ナンボタンとダニー・マッカニーのGASGASも侮れません。

特にtmレーシングがいいですね。エーロ・レメスのほか、昨年のユースチャンピオンのアンドレア・ヴェローナ、やはり昨年、最終戦までジュニアタイトルを競い2位となったダビデ・ソレカがいます。

KTMグループがENDURO GPを離れたのは、エクストリームエンデューロが、圧倒的に人気だからですね。ENDURO GPは、2003年以来、プロモーターのABCコミュニケーションがメジャー化、プロ化のために尽力してきましたが、競技形態の根本には手をつけませんでした。

しかし、ショー化に向けた時代の要請は強く、昨年は、ついに、クロスカントリーレーシングとのミクスチュア開催まで行い、2018年はさらにエクストリームエンデューロも、エンデューロクロスも取り入れるうとしています。

伝統的な形から脱却し、人気のイベントになろうとする動きは、WESSと重なり、ますます競合することになるでしょう。

エンデューロの本質は「個人のテスト」で、その競技形態は長い時間をかけて、その目的のために形成されてきました。ABCと、これまで参加してきたチームは、その根本(独自性)をなるべく変えずに、ファンを増やすことに努めてきました。エクストリームテストや、金曜日にたくさんの観客を集めて行うスーパーテストは、ぎりぎりの選択だったと思います。そういうテストでの見栄えのするライディングを多くの人に見せるためには、TV放映も大切。放映時間を意識してエントリー台数を絞ったりもしました。

わずかずつですがファンも増えて来て、プロも増えました。プロモーターABCの介入がなければ、ENDURO GPはもう存在していなかったかもしれません。少なくとも、もっともっとマイナーなものになっていたでしょう。MXから実力のあるライダーが参加するようにもなりました。しかし、エクストリームエンデューロ、ハードエンデューロの人気は、それをはるかにしのいで成長しています。

このムーブメントの前に、ENDURO GPは生き残りために”変わらないわけにはいかなくなった”ということが言えるでしょう。

もともとのENDURO GPのファンにとっては、エンデューロフォーマットの競技が中途半端に変わってもうれしくないですね。だって、ハードエンデューロが見たければ、それ(WESS)を見ればいいんですから。

ですが、今、ENDURO GPは、まだはじまってもいないWESSの人気に対抗するハメに陥っています。

どっちがメジャーになるか、どっちがメインストリームになるかは、誰かが決めることではなく、どちらでもいいんです。ENDURO GPは比較すれば確かに人気はないかもしれません。ですが、人気のために本質を変えてしまい、人気がなくなったと同時に消えることが問題なんです。

もちろん、そうは言っていられない「現在」があるのでしょうが。-

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No.215 目次

連載 カリフォルニア日記 三上勝久
BIG THREE エンデューロイラストレイテッド
連載 TIME TO RIDE 「ガミー中毒」 大鶴義丹
コロラド600 Bill Alspach
トルコ・エクストリームアドベンチャー 岡庭大輔
BMW G310GS 斉藤真奈

●ベストオブザイヤー2017
エンデューロイラストレイテッドが選んだ2017年、世界のエンデューロシーンのベストオブザイヤー誌上表彰式

●特集ダカール2018
 ダカール2018 詳報
 インタビュー
 菅原照仁/高橋貢/風間晋之介
 Lyndon Poskitt (Lawrenc Hacking)

●ブラッド・フリーマン インタビュー
 2017年FIMジュニア世界チャンピオンを獲得したブラッド・フリーマン(Beta)のロングインタビュー。エンデューロイラストレイテッド

●ギャラリー FIMスーパーエンデューロ
 完全復活のタディ・ブラズジアク!
 エンデューロイラストレイテッド

連載 レゴラリータ
 無償の愛が育てた日本のエンデューロ

連載 Parc Ferme
 日本が誇るエンデューロバイク
 YAMAHA WR250F

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