和泉拓に聞いた – IRCはハードエンデューロ用 新製品 VE-33sGEKKOTAを発表

すでに iX-09W GEKKOTAの評価が高いIRCのハードエンデューロ用タイヤに、新製品 VE-33s GEKKOTAがカタログラインナップされた。現在、4月の発売に向けた準備を進めているとのこと。

製品名 : VE-33s GEKKOTA
発売時期: 4月初旬(予定)
http://irctire-mcnews.com/

これまでの常識を超えたソフトコンパウンドで、国内ハードエンデューロ系ユーザーに絶大な支持を受けているiX-09W GEKKOTAだが、この新しいVE-33sGEKKOTAは、iX-09WGEKKOTAで培った技術をベースに、汎用性を高め、より多くのライダーのニーズに応えるものと考えられる。

R&Dに携わったライダー、和泉拓氏に話を聞いた。

— VE-33s GEKKOTAとはどんなタイヤですか?

和泉 2016年にはiX-09W GEKKOTAよりも少し汎用性の高いタイヤを造るというアイデアはありました。従来のGEKKOTAは、マディ、木の根、濡れたロック、そして比較的低速という日本のハードエンデューロ環境で高い性能を発揮させるために、かなり尖った性格のタイヤになっていますが、その長所を活かしながら、もっといろんな使用条件に対応するのがVE-33s GEKKOTAだと思います。

―― iX-09W GEKKOTAと同じ柔らかいコンパウンドですか?

和泉 柔らかいですが、コンパウンドはiX-09WGEKKOTAとは違う専用のものです。VE-33というすでに評価の高いタイヤのデザインを活かして、ブロック剛性が高いのが特徴です。従来のGEKKOTAより、ハイスピードコース、また、マディや柔らかい路面でトラクションがいいです。従来のGEKKOTAは、クラッチをつないだ瞬間、まずブロックが寝てからじわっと前に進む感じですが、VE-33sGEKKOTAはダイレクトに前に出る感じがすると思います。

―― 耐久性は?

和泉 従来のGEKKOTAと、VE-33s GEKKOTAを比べると、見た目の減り方はVE-33sのほうが少ないと思いますが、従来= iX-09W GEKKOTAは、ブロックがかなり低くなってもグリップ性能の低下をほとんど感じさせないという特徴があります。だから何をもって「タイヤの耐久性」とするのか難しいところですが、摩耗が少ないのはVE-33s GEKKOTAだと思います。パワーのあるバイク、ハイスピード走行でもその差は出ると思います。

— 競技に適した適した空気圧は?

和泉 ライダーによると思いますが、ぼくの場合は0.45kgf/cm2 ぐらいで、従来のGEKKOTAより少しだけ高めです。

―― 総合的な評価は?

和泉 かなりオールラウンドです。デザインのベースになっているVE-33は、以前からハードエンデューロのユーザーに評価が高いタイヤですが、性格的にはそれに近くて、その性能スペクトラムを全体に大きくして、よりハードエンデューロに寄せた感じです。VE-33の性能を全体に高くして、そこにGEKKOTAの要素をたっぷりと入れた感じと思ってください。

メーカー広報は次のようにコメント

「このタイヤは空気圧の調整でG-NETからJNCCまで幅広くご使用いただけるようなものにしました。またエルズベルグやTKO等海外のハードエンデューロでの使用も考慮しております」。

とのこと。

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