KTMのインジェクション 2ストローク 発表

KTMは本国オーストリアで行われたプレスローンチにおいて、フューエルインジェクションを採用した2ストロークエンデューロモデルを発表した。これは、段階的に規制を強めているユーロの排気ガス規制に対応するもので、2ストロークエンジンを搭載したスポーツモーターサイクルの将来を決定づけるものとして待望されていたものだ。

ENDURO.Jの解説も
http://www.enduroj.com/archives/2705

新しいフューエルインジェクションシステムは、掃気ポート(Transfer Port)に複数のインジェクターを備えたもので、これが、レーシングエンジンに必要なスロットルレスポンスを実現する要となっている。潤滑は分離給油式。燃焼オイルは吸気ととともに潤滑が必要な箇所に届けられる。


2018 KTM250 / 300 EXC TPI (キャプション追記)

スロットルボディはデロルト製のφ39mmで、コントロールはワイヤー式。吸気データは、スロットルポジションセンサーと連動して、コンピューターに送られる。アイドリング回転数調整機能と、コールドスタート用空気回路も備えている。

2ストローク用燃焼オイルのタンクは燃料タンクとステアリングヘッドの間にそのフタがある。精密な分離給油システムのおかげで、オイル消費量は、混合給油に比較して約50%に減少し、排気もクリーンになった。混合比は平均で80対1相当。そのため、オイルタンクは0.7リッターだが、これで燃料(ガソリン)タンク5回分走れる計算になる。

エンジンは基本的にキャブレター式の前モデルの設計を踏襲しているが、掃気ポートにインジェクターを装備するため、シリンダーには二つのドームを備えている。インジェクターはダウンストリーム配置として燃焼効率の向上を狙っている。

エンジンマネージメントシステム(EMS)は、吸気センサー、スロットルポジションセンサー、ギアポジションセンサー、エンジンスピード(回転数センサー)などの情報をもとに最適な制御を行う。ラジエターファンの作動制御もEMSが行うことになり、従来のようなサーモスイッチは不要となった。

2ストロークエンジンのフューエルインジェクションそのものは、船舶用やスノーモービル用などですでに実用化されており、それ自体は新しい技術とは言えないが、今回KTMの技術が注目されているのは、小排気量で、スポーツモーターサイクルに必要な軽量・コンパクトさを備え、さらに、微妙なスロットルワークに応える、特に低中回転域で、ライダーの感性に忠実なスロットルレスポンスが実現しているという点だ。船舶用エンジンは、基本的に一定の回転数で使用するものだし、スノーモービルはそもそも大排気量(800cc等)で、レバー式のスロットルを使用して要求されるレスポンスがモーターサイクルとはまったく異なるということを知っておくと、なぜ今回のローンチが注目されているのかが理解できるはずだ。

ENDURO21.COM
http://enduro21.com/index.php/40-general/2184-first-look-2018-ktm-250-300-exc-tpi-2-stroke-enduro

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