成田MXオフロードバイク大試乗会 レポート

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Beta X trainerで魅せてくれた門永さん!

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今年のNクラス、ランキング1位の大神智樹さん (次号でインタビュー掲載します。お楽しみに)

 12月5日、成田MXパークで開催された「オフロードバイク大試乗会」とそれに併催されたエクストリームエキシビションレースに参加しました。昨年も参加させていただいたのですが、楽しいイベントでした! デコボコフレンズ、JECプロモーション、ロッカーズのみなさんはじめ、運営に尽力されている皆様にはホント頭が下がります。成田は、関東の施設としてはなかなか大規模なコースで、これを維持管理するのは本当に大変なご苦労だと思います。こうしたコースを維持していくというのは、つい先日のエントリで紹介した、オレゴンの記事にあったような「ライダー自らがトレイルを維持し、走る場所、走る権利を守る」ということと共通するものだと思います。ただ与えられるものを消費するだけではなく、自らの手で作り、育てるのが豊かなホビーというものだと思います。そういう意味で、こういうイベントを運営する、できる仲間たちの力はすごいと思うわけです。また、試乗会には、エンデューロモデルを中心に、8メーカー、19台ものマシンが提供されました。こうしたイベントに積極的に参加してくれるメーカーにも感謝感謝です。試乗会への参加者は151名を数え、どのモデルも常に試乗待ちの列ができている感じでしたが、特に、YAMAHAが人気のように見えました。どのモデルもすでに評判が良く、かつ、価格が安いので、購入を真剣に検討している人が多いのでしょう。HONDAが早速、CRF450RXというクロスカントリー仕様のニューモデルを用意してくれたのもうれしかったですね。ぼくが最初に試したのもこの450RXでした。

せっかくなので、試乗したバイクの、ぼくなりの感想を少し書きますね。
※Photo : Mana Saito

CRF450RX
ソフトサスペンション、少しピックアップを抑え気味にしたエンジン、18インチホイールというクロスカントリーレーサーの基本を押さえたパッケージで、その分だけモトクロッサーより扱いやすいと感じられます。450のパワーを楽しめます。セルフスターターが標準装備されているのもありがたいです。案外、極低速でエンジンが止まりやすいと思いました。サイドスタンドまでついているパッケージで、CRF450R買うより、JNCCライダーには絶対お得ですよね。

tm144/250EN (2ストローク)

試乗すると、少し上級者向けと感じるのがtmレーシングのバイクだと思います。ぱっと乗ってアタりのやわらかいバイクというのは、試乗会での印象がいいものですが、tmはちょっとタイプが違います。その中でも、新しい250ENは、フレームが少し変更になっているそうで、ステアリングが柔らかい感じで、思ったラインに入れるのがラクになった印象があります。コーナーがスムーズ、扱いやすいです。パワーの出方はおとなしくなり、フラットで振動も減少しています。トラクションコントロールの効果が大きいかもしれません。トルクが豊かなので高いギアにホールドして走ると速い! 144は、200ccぐらいの印象です。サスペンションは250よりハードに感じましたが、どちらも新しい個体なので、こなれてくると感じは変わるんじゃないかと思います。友人にtmのユーザーが多いのですが、本当に長く乗れるメーカーなので、試乗する時は、そのあたりも考えながらテストするといいと思います。

Beta RR2T 250 / 50
250は、低重心で軽く、とにかく扱いやすいエンデューロバイクです。ポジション自体も低いですね。だからコーナーでもペタペタ寝かせられるし、ウッズなんか慣れると速そうです。50ccもとってもいいバイクです。パワーが無いのは当然ですが、スロットル全開ののまま、いかに戻さないでラインをつないでいくか、という走りを安全に楽しめるというのはいいですよ。ぜひ試してください。話題のXトレイナーは、女性ライダーたちのインプレで次号BTMに掲載しますのでお楽しみに!

YZ125X
とっても気になっていたこのバイクをやっと試乗することができました。コンパクトで、パワーがちょうどよく、ギアのつながりがよくて、簡単にパワーのある回転域を維持しながら走れて、これは乗りやすいですね。YZ250Xもそうですが、日本のライダーのレベルをよく考慮してセットアップされた素晴らしい仕上がりだと思います。125ならセルを必要とするライダーも少ないですよね。このバイク速いんじゃないでしょうか。星4つです。ただ北海道のライダーとしては、公道仕様ではないのがタマニキズです。

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KTM250EXCF SIXDAYS

ぼくも今年購入したバイクですが、KTMが標榜するように、今やエンデューロバイクのマスターピースといっていいと思います。ウェルバランスで、たいていのライダーは、このバイクに乗ったらすぐに自分のバイクのようにコースを攻めて走れる、攻めて走りたくなると思います。突出したところがないという言い方もできますが、パラメーターが描く円は、かなり大きいと思います。成田のツルツルの林間コースをこれで走った後に、他のバイクで入ると「本当はこんなに滑るのか!」と驚くこともありました。前後のWPサスペンションが路面をとらえる力です。特にフロントフォークがすごいです。と…、絶賛しましたが、試乗会では、2ストロークモデルのほうが評判が良かったようです。KTM/HVAの2スト 2017モデルは、は16モデル買った人もばんばん乗り換えてますね。それぐらい違います。

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Sherco SEF-R250
KTM250EXCF SIXDAYSもかなり軽量ですが、こいつはもっと軽くてもっとコンパクトです。総合的なポテンシャルではKTMのほうが上だと思いますが、エンデューロコースで扱い切れる、性能を引き出して自分のものにするという点では、Shercoのほうが結果が良いというライダーは多いのではないかと思います。特に軽さ、柔らかいサスペンション、エンジンのトラクション、タイトコーナーでの素早さ。特に走破力やリカバリーが重要なハードエンデューロを、4ストロークで走りたいというライダーや、体格的にKTMはちょっと大きいというライダーには試してほしいバイクです。2017モデルでは、燃料タンク容量が少し増えて、タンクの幅が少し広がり、視覚的にスリムさが減った感じですが、ライディングにはまったく影響しません。フレームも変更されさらにコンパクトになった印象です。

エキシビションレースに出場しました!
昨年もSherco SEF-R250で出場させていただきましたが、今年もShercoで! このバイク、ホントに難所や障害物に強いんですよ。IAチャンピオンの鈴木健二、昨年のIBチャンピオン、今年IAランキング3位の前橋孝洋をはじめ、カワムラヒロシさん、チカチカさん、オーガミさん、等々、「各界の著名人」と一緒にスタートラインに並んでも、緊張もしなければ恥ずかしくもなんともない、たくさんのギャラリーが待ち受けるトライアルぽいセクションでも、まったく気にせず、平常心でいられるというのは、我ながら図々しいというか…。そして改めてShercoのハードエンデューロ適性に感動しましたよ。土管みたいなところは、ソフトで荷重移動がしやすくサスが威力を発揮しくくれたし、苦手な泥のヒルクライムでぐいぐい上ってくれたのがすごかった。これは軽さ、エンジン特性ですね。もちろん後半は体力不足でヘロヘロでしたが、SUGOでヤラれた心のとってもいいリハビリになりました。楽しかったです! 序盤、コースの途中でミスコースしたようで、あとでショートカットしていたと気が付きました。なので、もしどこかにリザルトが出ていたらハルキは本当は「失格」だと思ってくださいね。

mae
前橋孝洋

kawara
なぜかイベントレースでは優勝してしまう大川原潤さん。また勝っちゃった

rideju
50ccのバイクですごく速かったライダー! 土管も余裕でしたよ。すごい!!

haru
ハルキとSherco 楽しかったです! SUGOでへこんでましたが、やっぱりバイク楽しい。

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BIG TANK No.207

基本 CMYK

●特集 ENDURO GPファイナルレポート
FIMエンデューロ世界選手権の後半戦、ACERBISイタリアGPと最終戦AMVフランスGPを、ジョンティ・エドマンズの素晴らしい写真の数々とともにレポートしました。オーバーオールのGPクラスで初のチャンピオンに輝いたのはShercoファクトリーチームのマット・フィリップス。最大排気量のE3クラスでは、Betaの新星スティーブ・ホルコム。E1はtmレーシングのイーロ・レメスが連勝というシーズン。ジュニアではイタリアのジャコモ・レドンディ(Honda)が16戦中15勝という圧倒的な強さでタイトルを決めました。マット・フィリップス、ホルコム、そしてレドンディ、また、レドンディから1勝をもぎとったジョセップ・ガルシア、それにE1クラスにデビューしたKTM期待のクロスメン、ネイサン・ワトソンなど、若手の活躍が目立つ、世代交代が明らかとなったシーズンでもありました。

●HTDE 日高ツーデイズエンデューロ
初めてHTDEに参加したローレンス・ハッキングが、日本のエンデューロを「ガイジン」の視点からレポートしました。1980年代、1990年代のISDEで3度のシルバーメダル、そしてカナダ人初のダカール完走者でもある62歳のジャーナリストは、初めての日高でナショナルクラス優勝。経験と実力を見せました。

●インタビュー イヴァン・セルバンテス
FIMエンデューロ世界選手権で4度のタイトルを獲得したカタルーニャの英雄は、今年のフランスGPを最期に、EWCからの引退を表明。ダカールにシフトすることを宣言しています。そのインタビューは、多くの読者に共感を与えるでしょう。インドアのFIMスーパーエンデューロでも世界チャンピオンに輝いたセルバンテスは、しかし、EWCに障害物を多用したエクストリームが導入された時、夜も眠れないほどのストレスを感じたといいます。そこから苦手を克服して、最後にはインドアで世界一になる。その陰にどんな努力があったでしょうか。

●Husqvarna商品開発責任者 ジャスティン・マックスウェルのインタビュー
Husqvarnaの2017モデルの優位性、2ストロークの将来、KTMとの相似性、差別化など、一般の商品紹介記事では読めない内容です。

●KTM2017年モデル試乗レポート
KTMの2017エンデューロモデルを成田MXパークで試乗テストしました。

●インタビュー アルフレド・ゴメス
トライアルのユースチャンピオンからエクストリームエンデューロのトップライダーへ! ゴメスの素顔に迫るインタビューです。

●ルーマニアクスにWR250Fで参戦!
世界一過酷なハードエンデューロラリーに4ストロークマシンは通用するのか? エンデューロイラストレイテッドのスタッフがルーマニアクス2016にYAMAHA WR250Fで体当たりするレポート。

●AXCR アジアクロスカントリーラリー
宮崎大吾が昨年に引き続き、アジアクロスカントリーラリーに参戦。ラリーのだいご味を臨場感あふれるストーリーで伝えます。

●ライドアフリカツインのレポート
アサマレースウェイで開催された「第1回ライドアフリカツイン・アサマビバークミーティング」を連載担当の内田裕也が詳細にレポートしました。

●思い出のMY RIDEは、後藤武によるロッキードF-104スターファイターの紹介です。「最後の有人戦闘機」と呼ばれた驚愕のマシンの試乗レポートは、読むだけで手に汗握る体験です。

●佐藤敏光 コラム「レゴラリータ」●三上勝久コラム●G-NET琴引きレポート●春木久史 Parc Ferme

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