SUGO 2デイズ – だからぼくは毎年SUGOに参加する。

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2016年11月19-20日、スポーツランドSUGOで開催されるJECの最終戦。いよいよ今週末に迫りました。ぼくにとってはここ数年、年に一度、唯一、自分のために参加する競技会。とても楽しみです。この大会は、コースの規模や日程に違いはありますが、基本的には、FIMインターナショナルシックスデイズエンデューロ(ISDE)やFIMエンデューロ世界選手権と同じルールで開催されるものです。わざわざ海外のイベントに行かなくても、自分の技量を存分に発揮し、試し、量ることができるエンデューロの競技会が、ちゃんと毎年開催され、それに参加できるというのは、本当にありがたいことです。「いやいやISDEなんかとは全然違うよ」という人もいると思います。その意見には反対しませんが、これは、ライダーそれぞれが競技会に何を見ているかの違いだろうと思います。ぼくにとっては、毎年参加できる、2日間のISDEのようなものです。2日間を通じてこなすべきタスクを前にして、持てる知識、経験、技量を、どのように発揮することができるか。競技に臨んでは、いかにたんたんと、慌てず、静かに力を出し続けることができるかどうか。うまくいったという自己満足と、やっぱりここがだめだった、と自分を知ることの喜びです。それを大好きなモーターサイクルライディングを通じて得ることが、ぼくにとってのエンデューロです。

SUGOは、ここ数年は11月の開催になっています。以前は3月開催ということもありました。スポーツランドSUGOの敷地全体に展開するため、ハイシーズンの開催は難しいという背景があったようです。結果的に、冷たい雨が吹けば寒いし、残雪の中の競技になることもあります。ライダーにとっては過酷な環境になることもあります。ですが、エンデューロとは、もともと、あらゆる環境に耐えるモーターサイクル、ウェアなどの関連する用具の進歩、ライダーの技量の発展に資するためのテストでした。その目的は現在に受け継がれています。晴れて快適な環境で走るのも楽しいですが、雨やみぞれが続くような厳しい環境下での競技も取り組む甲斐があるものです。ゴーグルやグリップのように、準備がいいライダーと無頓着なライダーとではすぐに差が出る用具もありますよね。もちろん、ぼくも晴れた日の2デイズのほうが気持ちいいですが、天候は選べませんし、結局、晴れなら晴れの面白さ、雨や雪ならではの楽しさがあります。そしてどちらであっても取り組む価値は変わりません。もちろん、雨や泥の時は走らない、という人を引き留めたりはしません。

今年は自分が走ること以外にも楽しみがたくさんありまか。ひとつは、熱田孝高、小方誠、横澤拓夢、沼田誠司といったクロスメンたちが、その抜きんでた練習量をどのように見せつけてくれるかです。鈴木健二や釘村忠らもすでにJECチャンピオンですが、やはりクロスメンに数えるべきでしょう。またIBクラスにはレジェンド源治篤が、新たなチャレンジとして今年もSUGOにスポット参戦しています。練習量といえば、1970年生まれにして、自己記録を更新し続けている小菅浩司がこのシーズンをどのように締めくくるかにも注目しています。現在のランキングは6位。もちろんエンデューロライダーの彼が睨んでいるのは、自分のベストな試合をすることだけだと思いますが。

エンデューロは、レース(競走)ではなく、一人ずつのタイムアタックです。自分とモーターサイクルがひとつになって、じっくりとトレイルに向き合うことができます。エンデューロの最大の魅力は、それが個人的な世界であることだとぼくは思っています。

上のビデオは、マルコム・スミスも参戦して、映画オンエニイサンデーの1シーンになっていた、1970年のシックスデイズ・スペイン大会です。SUGOに出たことがある人だったら、そんなに違っていないことがわかるのではないかと思います。この時は、ファイナルクロスがロードレース方式になっていたようですが! 今年のファイナルクロス、IAクラスが楽しみです。

エントリーリスト
http://jecpromotion.com/wp-content/uploads/2016/11/2016SUGO2DE_ENTRYLIST_1112.pdf

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ぼくの去年の走り。スピードを出して走ることはできないですが、今年も楽しませていただきます。ナショナルクラスに新しいKTM250EXCF SIXDAYSでエントリーしています!

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●特集 ENDURO GPファイナルレポート
FIMエンデューロ世界選手権の後半戦、ACERBISイタリアGPと最終戦AMVフランスGPを、ジョンティ・エドマンズの素晴らしい写真の数々とともにレポートしました。オーバーオールのGPクラスで初のチャンピオンに輝いたのはShercoファクトリーチームのマット・フィリップス。最大排気量のE3クラスでは、Betaの新星スティーブ・ホルコム。E1はtmレーシングのイーロ・レメスが連勝というシーズン。ジュニアではイタリアのジャコモ・レドンディ(Honda)が16戦中15勝という圧倒的な強さでタイトルを決めました。マット・フィリップス、ホルコム、そしてレドンディ、また、レドンディから1勝をもぎとったジョセップ・ガルシア、それにE1クラスにデビューしたKTM期待のクロスメン、ネイサン・ワトソンなど、若手の活躍が目立つ、世代交代が明らかとなったシーズンでもありました。

●HTDE 日高ツーデイズエンデューロ
初めてHTDEに参加したローレンス・ハッキングが、日本のエンデューロを「ガイジン」の視点からレポートしました。1980年代、1990年代のISDEで3度のシルバーメダル、そしてカナダ人初のダカール完走者でもある62歳のジャーナリストは、初めての日高でナショナルクラス優勝。経験と実力を見せました。

●インタビュー イヴァン・セルバンテス
FIMエンデューロ世界選手権で4度のタイトルを獲得したカタルーニャの英雄は、今年のフランスGPを最期に、EWCからの引退を表明。ダカールにシフトすることを宣言しています。そのインタビューは、多くの読者に共感を与えるでしょう。インドアのFIMスーパーエンデューロでも世界チャンピオンに輝いたセルバンテスは、しかし、EWCに障害物を多用したエクストリームが導入された時、夜も眠れないほどのストレスを感じたといいます。そこから苦手を克服して、最後にはインドアで世界一になる。その陰にどんな努力があったでしょうか。

●Husqvarna商品開発責任者 ジャスティン・マックスウェルのインタビュー
Husqvarnaの2017モデルの優位性、2ストロークの将来、KTMとの相似性、差別化など、一般の商品紹介記事では読めない内容です。

●KTM2017年モデル試乗レポート
KTMの2017エンデューロモデルを成田MXパークで試乗テストしました。

●インタビュー アルフレド・ゴメス
トライアルのユースチャンピオンからエクストリームエンデューロのトップライダーへ! ゴメスの素顔に迫るインタビューです。

●ルーマニアクスにWR250Fで参戦!
世界一過酷なハードエンデューロラリーに4ストロークマシンは通用するのか? エンデューロイラストレイテッドのスタッフがルーマニアクス2016にYAMAHA WR250Fで体当たりするレポート。

●AXCR アジアクロスカントリーラリー
宮崎大吾が昨年に引き続き、アジアクロスカントリーラリーに参戦。ラリーのだいご味を臨場感あふれるストーリーで伝えます。

●ライドアフリカツインのレポート
アサマレースウェイで開催された「第1回ライドアフリカツイン・アサマビバークミーティング」を連載担当の内田裕也が詳細にレポートしました。

●思い出のMY RIDEは、後藤武によるロッキードF-104スターファイターの紹介です。「最後の有人戦闘機」と呼ばれた驚愕のマシンの試乗レポートは、読むだけで手に汗握る体験です。

●佐藤敏光 コラム「レゴラリータ」●三上勝久コラム●G-NET琴引きレポート●春木久史 Parc Ferme

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