Lyndon Poskitt

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今年の日高に参加したリンドン・ポスキット君との出会いは、2014年の秋でした。サハリンをKTM690で旅していたNoah Horekというライダー(世界一周中)からメールがあり、690Rallyで同じように旅をしているイギリスのライダーが、これからロシアを経由して日本に行く予定なので「なにかとよろしく!」とのこと。その後リンドン君からメールがきて、彼の旅の詳細がわかりました。KTM690Rallyで、世界中を旅しながら、しかもレースに参加するプロジェクトだと。すでにGreeceのラリーとMongolのラリー(SSER)に参加していました。

ロシアのマガダンにいて、これから日本へ向かうということなので、それならばコルサコフから稚内へのフェリーを使って北海道に渡るのがベストだろう、と教えましたが、彼の旅は自由なもので、少し時間がかかり、9月のフェリー最終便を逃します。そこで彼は、韓国を経由して、境港に入ることになりました。彼は北海道を目指すというのですが、すでに11月で北海道は雪の季節です。「もう雪が降っているし、北海道には来ないほうがいい」とアドバイスしました。また本州の林道には詳しくないので、東京の友人、三上勝久にコンタクトするように、と勧めました。やがて、いよいよ境港に上陸するという連絡がありました。その週末は、ちょうどJNCCの大きな大会があり、三上勝久もそこに行っているということがわかったので、「長野でクロスカントリーの大きな大会があって、三上がそこに行っているし、友達がいっぱいいるので、そこに行くと、いろいろといいことがある」と教えたら、リンドン君は本当にそこに行きました。夜に到着したJNCCの会場には人がいっぱいいましたが「三上や彼の友達が”おーいここだ!”と、歓迎してくれた」と言ってました。彼は今年のHTDEで、その時の友人たちと再会します。

寒いから北海道には来ないほうがいい、と言ったのですが、わずか3日後、彼は函館に上陸し、2日後には稚内まで走ります。そのあと、札幌に立ち寄って、数日間を一緒に過ごしました。郊外のトレイルに走りに行ったり、温泉に入ったり…。日高のメンバーとも一緒に走って、青空の下でみんなでお弁当を食べたり。夜は、すすきのの居酒屋に行ったりしました。一緒に食事すると、彼は、必ず、自分でお金を払います。「ここは俺が持つ」というと、「では、次の店では俺が払う」と、必ずワリカンにします。先のお弁当のお金も払っていました。よくある旅人の図々しさや甘えを持っていません。一緒に地下鉄の階段を駆け下りたり、楽しい時間でした。

彼が世界中でたくさんのライダーと友達になれるのは、彼のプロジェクトの力ではなく、彼の人柄のおかげです。

北海道を離れてから、東京に行き、Rally Mongoliaで知り合った、篠原祐二さんのところに行き、素晴らしい時間を過ごしたようです。日本を離れ、彼の旅は続いています。そこで世界中のライダーたちと友達になり、またリンドン君を介して、世界中のライダーが友達になっています。彼のプロジェクト”Race to Places”は、彼が思っている以上に大きな意味を持つものになっているんじゃないかと思います。ぼくはモーターサイクル史に残る旅だと思っています。

彼の旅の極、初期の段階で、彼に出会うことができて、彼が、ぼくのことを記憶してくれていることをうれしく思い、自分の記憶を確かなものにしておく意味で、こんなことを書きました。Dakar2017で応援するライダーがいることもうれしいです。

http://www.adventure-spec.com/blog/blog/category/lyndon-poskitt

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